労働安全衛生マネジメントシステムについて

(OHSAS 18001、OSHMS厚生労働省指針)

1. 4種類の「労働安全衛生マネジメントシステム」
(1) 英国規格 OHSMS (Occupational Health and Safety Management System)
  Guide to Occupational Health and Safety Management Systems (BS8800)
  BS5750 → ISO9000f. BS7750 → ISO14000. BS8750 → BS8800
(2) 認証規格 OHSAS(Occupational Health and Safety Assessment Series)
国際的に活動している審査機関が集まって、審査登録に使用できる規格として作製したもの
  OHSAS 18001:1999 (Occupational Health and Safety Management Systems −Specification)
  OHSAS 18002:2000 ( −Guidelines for the implementation of OHSAS 18001 )
上記いずれにも前書きにおいて下記が記載されている。
・「・・・審査認証用として認知できる規格(とその実施の為の指針)を求める強い要請に応えて開発された。」
・「この労働安全衛生審査シリーズの出版物の遵守が、それ自身で法的義務からの免責を与えられるもの
 ではない」
(3) ILO制定の労働安全衛生マネジメントシステムのガイドライン(ILO-OSH 2001)
 (ISO規格に替わる国際的な基準)
(4) 厚生労働省主導 日本国のガイドライン
「労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針」 (OSHMS)
平成11年4月30日労働省告示第53号
改正 平成18年3月10日厚生労働省告示第113号


2.「労働安全衛生マネジメントシステムに関するガイドライン ILO-OSH 2001」
(Guidelines on occupational safety and health management systems ILO-OSH 2001)

2.1 目的

ガイドライン ILO-OSH 2001「前文」より
 ・・・このOSHMSについてのガイドラインは、国際労働機関(ILO)の三者構成の各構成員により、国際的に合意され、明確にされた原理を踏まえ、ILOにより策定された。この三者構成による対応は、事業場で持続可能な安全文化を育成する際に、活力、柔軟性及び適切な基礎を提供するものである。・・・
 ・・・また、このガイドラインは、法的な拘束力を持つものではなく、国の法令や基準に置き換えることを意図したものでもない。さらに、その適用において、認証を求めるものでもない。
 使用者は、労働安全衛生について組織的に対応することについて責任を負っており、また、義務を負っている。 OSHMSを実施することは、この義務を全うするための一つの有力な手段である。ILOは、このガイドラインを実践的な手法として設計したが、これは、OSHの実施状況(訳注:安全衛生の実施状況)の継続的な改善を達成する手段を提示することで、事業場や権限のある機関を支援しようとするものである。


2.2 ILOによるOSHMSガイドライン策定の経緯

@ 1999.12.〜 日本工業標準調査会認証・認定部品品質システム専門委員会労働安全衛生マネジメント分科会(OHS分科会)にて日本の対応策を検討開始。
このOHS分科会は、労働省、通産省、日経連、連合、中災防等の関係者18人で構成されている。 委員長 吉澤 正。
A 2000.2. ILOがOHSMSガイドライン開発に関する意見を公表
B 2000.2. ISOの当初の投票期限が3月10日から4月18日に延期
C 2000.2.2〜3. 日本のOHS分科会においてBSIの提案に関する賛否の投票が3月13日まで延期
D 2000.3.13. ILO理事会に於いて承認 OHS分科会においてBSIの提案に関して「棄権」を決定(次頁)
E 2000.3.〜4. 中央労働災害防止協会が、アメリカ、ドイツ、フランスに、OHSMSに関する調査ミッションを派遣、「JISHAフォーラム2000」に於いて情報を交換。
F 2000.4.20. ISOにおけるOHSMS投票結果の速報
  賛成 29  反対 20  棄権 3
G 2000.6.2.〜3. ISOのTMBにおいてILOが先導するOHSMSに関する規格開発にISOが参加する事は、前記の投票結果に鑑み辞退(decline)する事になった。
H 2000.6.30. ILOが作成したガイドラインが明確になってきた。
(別紙「労働安全衛生マネジメントシステムに関するILOのガイドライン(案)について」参照)
I 2000.7.6〜7. ILOコンサルティングミーティング本部で開催
J 2000.10.11.
       〜13.
ILOコンサルティングミーティングドイツにて開催
K 2001.4.19.
       〜27.
ILO政労使各7名からなる専門家会合開催(政府代表、使用者代表として日本からも出席)
L 2001.6. ILO理事会に於いて承認

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OHSAS18001:1999
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「労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針」
この指針に基づいた労働安全衛生システムの構築には、
@ リスクアセスメント(危険性又は有害性等の調査)に関する調査の実施
A 企業方針に基づく P-D-C-A(継続的改善)の実施と、労働安全衛生マネジメントシステムの適切な処置を実施することが必要です。
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リスクアセスメント
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