JIS Q 1000 適合性評価 ―製品規格への自己適合宣言指針

 このJIS規格は、製品のJIS規格がある場合、審査機関の審査を受けてJISマークを取得する代わりに、自社で適合性を証明し「自己適合宣言」を行う場合の要求事項を規定したものです。


適用範囲 供給者がJIS規格への適合を証明するための「自己適合宣言」に対する要求事項を規定。(適合性評価を意図している製品規格のJISが対象)
引用規格 JIS Q 1001:適合性評価―日本工業規格への適合性の認証―一般認証指針
JIS Q 9001:品質マネジメントシステム一要求事項
JIS Q 17000;適合性評価―用語及び一般原則
JIS Q 17020;検査を実施する各種機関の運営に関する一般要求事項
JIS Q 17025:試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項
定 義 JIS Q 17000による。備考@「自己適合宣言」は、JIS Q 17000で定義された「宣言」すなわち「第一者証明」である。  A認証機関による証明との混同がないように「自己認証」という用語は排除されており、使用しないほうがよい。
適合宣言の目的 対象製品が「JISに適合」しているという保証を与えること、並びに宣言の責任者を明確にすること。
一般要求事項 ・第一者、第二者又は第三者の一つ以上が実施した適切な種類の「適合性評価活動」
 (試験、測定、監査、検査、調査など)の結果に基づくこと。(JIS Q 9001、JIS Q 17020、
 JIS Q 17025などのJIS及びその他の規準文書を参照することが望ましい。)
・同類の製品群に対するものである場合、その製品群の個々の製品に適用すること。
・適合性をレビューする要員は、自己適合宣言の発行者を代表する署名者と異なる者が
 望ましい。
適合宣言書 ・内容: @どの規格かの識別、発行者、対象、宣言の根拠としたJIS、代表者署名
     A少なくとも次の事項を含むこと。
 a)「JIS Q 1000に基づく自己適合宣言」の表示
 b)固有の識別(発行番号など)
 c)発行者の名称、連絡先住所
 d)対象の識別(製品の名称、形式、製造年月日又はロット番号など)
 e)適合の表明
 f)該当するJIS番号及び/又は規格名称並びに要求事項に選択肢がある場合に採用した
   選択肢
 g)発行日、発行場所
 h)発行者から権限を与えられた者の署名、氏名、役職名
 i)自己適合宣言の有効性に関する何らかの制限事項(引渡し後の有効性など)
 j)問合せ先
適合宣言書の様式 ・事例として付属書に記載
・印刷物、書き換え不可能な電子媒体など
アクセス性 ・「写し」を声明書、カタログ、送り状、取扱説明者、ウェブサイトに含めてもよい。
製品上への表示 ・製品などに表示する場合、他の認証マークと混同する形でないこと。
・マーク表示をしない場合、「JIS Q 1000に基づきJISxxxに適合」の表示が望ましい。
・表示は、自己適合宣言へのトレーサビリティがあること。
10 自己適合宣言の有効性 ・有効性の継続:手順をもち、実施すること。
・有効性の再評価:次の状況が生じた場合、適合を確実にする手順をもち、実施すること。
a)製品の設計又は仕様に重大な影響を与える変更
b)根拠となるJISの変更
c)供給者の所有権又は経営構造の変更
d)JISの要求事項に適合していない可能性を示す苦情/試験結果などの情報
11 支援文書の一般要求事項 ・トレーサビリティ:自己適合宣言から追跡できる方法で作成、保管、維持。
・利用可能性:発行者は、関係当局の要求に応じ、支援文書を示せること。
12 支援文書 ・内容:次の情報を含むこと。
a)対象製品の説明(製品説明書、取扱説明書、製品規格)
b)設計文書(設計説明書、図面、仕様書)
c)試験・検査の方法、検査結果/検査結果の評価、製品試験・検査活動に関与した
  第一者,第二者又は第三者の識別など
d)品質管理体制の説明(JIS Q 9001の審査状況の詳細、又はJIS Q 1001;適合性評価
 ―日本工業規格への適合性の認証―一般認証指針 付属書2.(規定)品質管理体制の
 規準(規準A、又はB=JIS Q 9001の規定に適合)などの該当する要求事項を遵守して
 いることの証明
支援文書の追加内容:
a)適合性評価に関与した第一者、第二者若しくは第三者のその他の活動または
  プログラム
b)その他の関連情報(リスク分析、再評価の手順/計画)


「付属書」自己適合宣言書の様式の記入要領

自己適合宣言書(様式例)


1)                JIS Q 1000に基づく自己適合宣言書
2) 番号:_____________
3) 発行者の名称:_______________
  発行者の住所:____________________
4) 宣言の対象:________________
5) 上記の宣言の対象は、次のJISの要求事項に適合している:
(JIS番号)
_______
_______
(規格名称)
______________
______________
(発効年月日)
______________
______________
6)

7) 追加情報:


8) 問合せ先:____________________________

9) 代表者又は代理者の署名:___________________________

  (発行場所及び発行日)


  (氏名、役職名)              (発行者から権限を与えられた者の署名又は同等の印)

10) この文書は、JIS Q 1000に基づき作成された自己適合宣言書である。

(解説から)
 自己適合宣言製品も「試買検査対象」に含め、不適切が判明した場合は「不当景品類及び不当表示防止法」又は「不正競争防止法」に基づく適切な措置を執るため、所管当局とも連携していくことが必要となる。



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