化学物質等の有害性と曝露量によるリスク算定基準表


@有害性の度合(レベル)の区分;MSDS,GHS等のデータを参考に使用する。

レベル分けは、有害性をAからEの5段階に分けた、次の表のような例に基づいて行います。
例えばGHSで有害性が急性毒性に分類され、その区分が3の化学物質はこの表に当てはめるとレベルCとなります。
有害性の
レベル[HL]
GHS有害性分類及びGHS区分
・生殖細胞変異原性
・発がん性
・生殖毒性
区分1,2
区分1
区分1,2
・急性毒性
・発がん性
・特定標的臓器・全身毒性(反復暴露)
・呼吸器感作性
区分1,2
区分2
区分1
区分1
・急性毒性
・特定標的臓器・全身毒性(単回暴露)
・皮膚腐食性・刺激性
・特定標的臓器・全身毒性(反復暴露)
区分3
区分1
サブクラス1A,1B又は1C
区分2
・急性毒性
・特定標的臓器・全身毒性(単回暴露)
区分4
区分2
・急性毒性
・皮膚腐食性・刺激性
区分5
区分2,3
・その他のグループに分類されない粉体と液体


A曝露レベル[EL]の算定;作業環境レベル[ML]と作業時間[Hr]から。

@ [作業環境レベル[ML]] の算定=[A取扱量]+[B揮発性・飛散性]−[C換気]+[D修正]
作業環境レベル=
A+B-C+D [ML]
A取扱量のポイント B揮発性・飛散性のポイント C換気のポイント
大量(T,KL単位):3 高揮発性(沸点50℃未満)
・高飛散性(微細粉):3
遠隔操作・完全密閉:4
中量(Kg,L単位):2 中揮発性(沸点50-100℃)
・中飛散性(粒状):2
局所排気:3
小量(gr,ml単位):1 小揮発性(沸点150℃超過)
・小飛散性(小球状):1 
全体換気・屋外作業:2
    換気なし:1
D修正のポイント 衣服,手足,保護具が化学物質等の汚染が見られる;1 衣服,手足,保護具が化学物質等の汚染が見られない;0

A 曝露レベル[EL](X〜T)の算定;
作業環境レベル@[ML]と年間作業時間[Hr]を下記の表に当てはめる。
作業時間[Hr] \ 作業環境[ML] 作業環境レベル(ML)
5以上 4 3 2 1
年間作業時間[Hr] 400時間超過 X X IX IX V
100〜400時間 X IX IX V U
25〜100時間 IX IX V V U
10〜25時間 X V V U U
10時間未満 V U U U T


Bリスク(5〜1)の算定;有害性レベル@[HL]と曝露レベルA-A[EL]を下記の表に
   当てはめる。

有害性 [HL] \ 暴露 [EL] 曝露レベルA-A[EL]
X IX V U T
有害性のレベル@[HL] 5 5 4 4 3
5 5 4 3 2
4 4 3 3 2
4 3 3 2 2
3 2 2 2 1


参考文献  (社)日本労安コンサル会リスクアセスメント研修会資料(H19) 大島輝夫  P-49


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